雨が降るたびに、次々と伸びてくるタケノコ…。
自然の恵みでもあり、厄介者でもあります。
春一番に伸びてくる、孟宗竹(モウソウチク)は、香りがよく、タケノコご飯や煮物によく合いますが、この時期のタケノコは、淡竹や真竹などの、細身の竹です。
先月のことですが、このタケノコを茹でて塩漬けにして、メンマを作りました。
これでメンマ作り一回分のタケノコです。
我が家でメンマに使うのは、孟宗竹のように、太くコロンとした形ではなく、ちょっと平べったいタケノコです。
収穫したら、すぐに皮をむいて茹でます。
タケノコは、皮つきのまま茹でた方があくがしっかり抜けて良いと言われていますが、鍋の中でかさばるので、わが家では茹でる前に皮をむいてしまいます。
タケノコの皮は、ちょっと十二単を思わせますよね。
茹でてから、鍋ごと一晩置いて、常温に戻したタケノコを、丁度良い大きさに切って、節の部分を切り落とします。
節を抜いてしまうのは、塩漬けの時に、タケノコ全体にうまく塩を絡めるためです。
ボウルに入れて、全体に塩をまぶしたタケノコを、瓶に隙間なく詰めてゆきます。
このまま、常温で一カ月ほど置くと、乳酸発酵が進んでメンマが完成する…のだそうです。
我が家では、いつも塩漬けのまま保存しておき、食べる分だけをその都度、塩抜きしています。
今年は、長野県が作った「南信州おいしいメンマ」というレシピ集をいただいたので、あれこれ作ってみたいと思います。