就農希望者の受け入れ


虎岩旬菜園では、農業に興味を持っている方に実際の農業を体験していただけるよう、さまざまな取り組みをしています。
また、就農希望者への研修や相談も、随時行っています。
お問合せフォームから、お気軽にご連絡ください。

・ワーキングホリデー受け入れ
・新規就農里親制度 研修生受け入れ
・青年海外協力隊参加希望者を対象とした農業研修受け入れ

ワーキングホリデー

 「ワーキングホリデー」とは、農業に関心がある方や、農業に取り組んでみたい方と、農繁期の手助けを必要としている農家を結びつける長野県飯田市の“援農”制度です。(飯田市ホームページより)

虎岩旬菜園では、学生さんや新規就農を希望されている方を中心に、毎年15人前後の参加者を受け入れています。
日数は3泊4日以上を基本としています。期間は、だいたい4月から12月です。

虎岩旬菜園以外にも、たくさんの農家がワーキングホリデーの受け入れを行っています。
就農を考えている方は、是非ご参加ください。

※参加方法は、長野県飯田市のホームページをご覧ください。

新規就農里親制度

「新規就農里親制度」とは、新規就農を支援するために長野県が行っている制度です。

虎岩旬菜園は、平成22年に里親として認定され、これまでに3組の夫婦が研修・独立(新規就農)されました。
詳細は、「新規就農里親制度」のページをお読みください。

虎岩旬菜園での里親研修

​ 農業研修というと研修先の畑で黙々と作業して、技術を覚えるイメージがありますが、​当農園では、全体の半分くらいが自習的な研修です。自分の畑で色々な野菜を育ててもらったり、農業に必要な知識を得てもらうことにも重点を置いています。
作業を繰り返して技術を習得することも可能ですが、5年10年と年数がかかります。短期間で技術を身につけるために、「体で覚える技術」と「頭で理解する技術」を並行して学べるようなプログラムを行っています。

また、就農に必要な、農地や住居、施設、機械等も研修中にできるかぎり確保できるように支援しています。(詳しくは、「田園回帰⑥」(出版:農文協)に執筆しました。)​

協力隊研修

青年海外協力隊の農業隊員として活動を希望される方を対象に農業研修を受け入れています。
研修内容は、農園の作業全般をやりつつ、自分のほ場で様々な作物を育て、作物を種蒔きから収穫まで管理していただきます。
農業の勉強には、自分の畑で種から育てるのが一番です。

農業は魅力的な仕事です!

種まきから収穫、販売まで、全ての工程を自分たちでこなすことのできるのは農業という職業だけではないでしょうか。作物を育てることも楽しいですし、自分で育てた作物をお客さんに販売して、「美味しかった!」「来年も買いたい!」という声を直接聞けることもうれしいですし、販売した作物が収入に変わる瞬間も達成感と安心感で満たされます。
収入の目標も自分で決めることができます。早朝から深夜までバリバリ働いて年収1千万を目指すこともできますし、年収2~300万円で細々とやっていくこともできます。私達は、その中間ぐらいを目標にしています。他人の評価ではなく、自分自身の価値観で生きていくことができるのも農家です。

また、農業はお金を稼ぐだけではなく、暮らしを豊かにすることもできます。私たちは、自給+α用に50種ほどの野菜や果物、キノコを育てています。季節ごとの旬の野菜や果物を食べるのは至福の時です。特に原木キノコは都会では絶対に味わえない最高の楽しみです。また、自給作物は六次産業化のアイデアも与えてくれます。

就農するなら市田柿!

飯田市(下伊那地域)で就農するときにお勧めの作物は、地理的表示保護制度GIを取得した特産品の市田柿です。
全国には様々な特産品がありますが、市田柿ほど経営的に優れたものはないと思います。農家の悩みどころは、市場価格の乱高下や天候不順で、育てている作物からどのくらいの収入が得られるのかが読みずらい事です。
市田柿の場合は、産地が下伊那地域に限定されているので、市場価格が安定しています。また、柿の皮を剥いてから干し柿を作るため、台風で果実の皮に傷が付いても加工ができますし、栽培適地のためなのか天候不順でもそれなりの収量が確保できます。(一般の野菜や果物は、素人目に分からないくらいの傷が付いても格外になります。)このため、市田柿でこの程度の所得を得たいと計画して栽培・加工すると、おおよそ予定通りの収支になっています。

また、市田柿の農繁期が11月~1月と冬場の仕事なので、4月~10月までほかの作物を栽培することができます。私は市田柿+フルーツとうもろこしを栽培していますが、他に、市田柿+野菜(キュウリ、トマト、アスパラガス)、市田柿+果樹(梅、梨、桃、リンゴ)といった複合経営が可能です。
2つの異なった作物を栽培すると、片方の作物が不作でももう1品目あるので、リスク分散につながります。近年は、ゲリラ豪雨など極端な天気が多くなっているので、天候リスクを下げることが農業では必要となっています。

市田柿を新たに始めると初期投資として、多めに見積もって400万円ほど必要となります。しかし、初期投資さえしてしまえば、毎年かかる経費は少ないです。
市田柿の加工技術については、私も就農前は、すごく難しくて10年くらいの勉強が必要と思っていました。ところが、加工技術もマニュアル化されている部分も多く、虎岩旬菜園で研修して新規就農した方も初年度から品質の高いものが出荷できています。市田柿の加工は、人の手を加えつつも、自然が仕上げるという不思議さな魅力があります。

こんな魅力的な市田柿で就農してみませんか?